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鉄道工事の1つ分岐器全交換工事とは?

こんにちは!東京の府中を中心に昭和55年の創業より、鉄道工事に従事しています株式会社鋼和企業です。
主に軌道整備、分岐器全交換工事、レール・マクラギ交換などを手掛けています。
鉄道工事の1つに分岐器全交換工事があります。
分岐器は交換頻度が高いため、工事をする機会も多いといえます。
そこで今回は、分岐器やその交換工事について解説します。

分岐器とは

分岐器とは
鉄道においての分岐器とは、それぞれの線路をつなぐ接点の役割を担っているものを指します。
具体的には、1つの線路を2つ以上に分岐したり、または2つの線路を交差させたりして、列車や車両を目的の方向に誘導する線路設備です。
駅の構内には、さまざまな状況のところに分岐器が設置されています。
特に多方面から線路が合流や分岐するターミナル駅には、限られた用地内で列車や車両を誘導するために、多種多様な分岐器が使われているのです。

分岐器の劣化

分岐器が、鉄道網を構築する上で、大変重要な機器であることはお分かりいただけたと思います。
しかしながら実は分岐器は、軌道構造上弱い機器といわれています。
そのため、劣化や消耗などの動作不良が出ていないのかを定期的にメンテナンスすることが大変重要です。
分岐器の動作不良の代表的なものとして、転換不能があります。
原因の1つとして異物の挟み込みがあり、そのためメンテナンスでは機器自体の不調を確認するだけでなく、異物の挟み込みが無いかなども確認も重要です。

交換工事の手法

分岐器は、重量が非常に重いため、交換工事には、大型クレーンや鉄道用重機を使用するのが一般的です。
また、従来は分岐器を吊り上げた後、横移動用レールを敷設し、台車に載せて移動していました。
しかし、アルミ製の大きな門型吊上げ器を開発されたことにより、吊り上げと横移動が一連の作業効率が良くなりました。
分岐器の交換工事は、実は非常に難易度が高く技量が問われる工事です。
その中でも、分岐器全交換工事は、多人数でわずか数時間の間に分岐器を全て交換していく作業になるので、最大の見せ場といえます。

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