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就職前に知っておこう!軌道と軌道整備のあれこれ

こんにちは!東京の府中を中心に、JR武蔵野線、JR南武線、JR中央線の鉄道工事に従事しています株式会社鋼和企業です。
主に軌道整備、分岐器全交換工事、レール・マクラギ交換などを手掛けています。
列車が走るために必要不可欠な線路は、主に「軌道」と「路盤」で構成されています。
軌道は、レールや枕木、道床で構成された部分の総称で、安全運行にはメンテナンスが常に欠かせません。
そこで今回、軌道とその軌道を整備する作業、軌道整備について解説します。

軌道とは

軌道とは
先ず軌道とは、線路のうち、路盤上にある構造物を総称したものを指します。
一般的に、軌道の主な構成はレール、マクラギ、道床の3つです。
レールは、多くの方がご存じのとおり、列車が走行する部分に該当します。
マクラギはレールの間隔を一定に保つ役割があり、道床は、レールおよびマクラギを支え走行する車両の重量を路盤に伝えるという役割があるのです。
ちなみに、これらの軌道を支えているのが、土やコンクリートで盛り固められた路盤になります。

軌道の種類

軌道には、大きく分けて4つの種類があります。
1つ目は、TC型省力化軌道です。
マクラギと道床が一体化していて、つき固め作業が軽減された軌道になります。
2つ目は、マクラギを敷設し、周囲をモルタルなどの樹脂系材料を注入して固める舗装軌です。
3つ目は、コンクリート路盤にマクラギを直接埋め込む直結軌道があります。
4つ目は、コンクリート道床にゴムなどの弾性材を介してマクラギを敷設する弾性マクラギ直結軌道です。

軌道整備で活躍する機械

線路は、列車が幾度も走行する事により、車両自体の重さや振動が原因で、徐々に歪んだり、下がったりしてしまいます。
お客様に安全と快適な乗り心地を提供するためには、整備が必要です。
その軌道整備で活躍する機械があります。
例えば、タイタンパー、マルチプルタイタンパーという機械は、マクラギの下の砕石を固める、いわゆるつき固めに使われます。
他には、油圧ショベルの一種で、線路上を走るように改良したバックホウなどがあり、特殊な機械が軌道整備では活躍しているのです。

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