在来線の鉄道保線工事を補助する車両がある?
こんにちは!
株式会社鋼和企業は、東京都府中市を拠点に、JR武蔵野線・南武線・中央線の鉄道工事に従事しております。
以前のコラムでドクターイエローは新幹線の線路や電気設備の点検を行うことをお話ししました。
では在来線で、ドクターイエローのような車両はないのでしょうか?
今回は在来線の鉄道工事を補助する検測車両について、お話をいたします。
ぜひ最後までご覧くださいね。
鉄道工事を補助する検測車両
ドクター東海
1996年国内初、在来線用の軌道・電気総合試験車として、ドクター東海が誕生しました。通常の列車と同じくらいの速度で検測が可能です。
1ヵ月に2回、昼間と夜間1回ずつ、JR東海の在来線前線の検測を行っています。
ドクター東海が検測したデータは車上や事務所のコンピューターで処理され、メールやFAXで関係保線区に報告し、保線作業に使われるのです。
ドクター東海のデータはマルチプルタイタンパーで作業する線路の軌道整備の基本です。
そのため一つ一つの操作も厳しいチェックが必要になってきます。
ドクターWEST
JR西日本の在来線の軌道・電気検査用に導入されたのがドクターWESTです。
JR西日本の全路線とJR四国、JR九州などを幅広く検査して回ります。
利用者が多い東海道本線を走行していることが多くあり、SNSなどでも目撃情報があがっています。
JR九州マヤ34形高速軌道検測車
JRとなる前の国鉄では、保線作業員の目視によって線路の検査を行っていました。
しかし、列車の本数が増え、高速化が進むと人力のみでの検査は難しくなりますよね。
そこで1959年に開発されたのがJR九州マヤ34形「高速軌道検測車」です。
検測車両の元祖ともいわれ長年使われていましたが、新しい検査車両が作られたことにより、ほとんどが廃車となってしまいました。
現在も残っている車両がありますが、出動機会は減っており、動きがあれば鉄道系の雑誌に掲載されるほど珍しい車両です。
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最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。