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鉄道工事に生かそう!レールの基本知識!

こんにちは、株式会社鋼和企業です!
東京都のJR武蔵野線・南武線・中央線で、線路の保守点検・軌道整備・レールの交換といった保線工事に従事しております。
今回のテーマは「レールの基本知識」です。
初めて鉄道工事に携わるという未経験の方に向けてご紹介いたします。
本コラムで鉄道保線工事について理解が深まり、入社後の業務の助けになれれば幸いです!

レールの基本知識

正面から見た電車
そもそもレールとはどの部分を指すのかご存知でしょうか?
レールは車輪を直接支持したり誘導したりする、直接車輪と接している部材のことです。
このレールと枕木、道床をまとめて「軌道」といいます。
レールの成分はほとんど鉄で、その他は微量のマンガン・ケイ素・リン・硫黄・銅・錫、ニッケル、クロームなどが含まれているのです。
レールの重さは1mあたり30㎏~60kgで、頻繁に使われている線路ほど重いレールにする傾向があります。
これは、速度を上げたり騒音や振動を軽減したり、乗り心地を良くしたりできるからです。

定尺・短尺・ロングレールって?

レールの全長は、1mあたりのレールの重さによって造られる長さが決まります。
30㎏のレールの全長は20mとなり、それ以外は25mに造られるのが「定尺レール」です。
定尺レールより短いものを「短尺レール」と呼び、全長が200mを超えるレールを「ロングレール」といいます。
レールは暑いときには伸び、寒いときには縮む、という特性を持っていることから、20mまたは50mごとに継ぎ目を設けて敷かれていました。
しかしこれでは、ロングレールの敷設ができませんよね。
レールの中間部はその特性と地面の摩擦力が相殺されるため動きません。
これを「不動区間」といいます。
この不動区間があると認識されてからは、中間部を固定して両側を伸縮に対する処理を行うことで、ロングレールは問題なく使用できるようになったのです。

【求人】保線作業員を募集中しております!

Tが赤文字
株式会社鋼和企業は、軌道整備や保守点検、レール交換などの保線作業員を募集中です。
保線工事は、主に線路に異常がないかをチェックし、問題がある場合はメンテナンスを行います。
電車の安全な運行や、乗り心地、振動・騒音の軽減に保線工事は必要不可欠です。
利用者だけでなく、周辺地域の人々が快適に暮らせるよう間接的にも社会貢献をしています。
保線作業員として、弊社で働いてみませんか?
皆様からのご応募、心よりお待ちしております。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。