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鉄道工事の分岐器の構成パーツを知ろう!

こんにちは!
株式会社鋼和企業は、東京都のJR武蔵野線・南武線・中央線の保線工事を行っております。
今回のテーマは「鉄道工事の分岐器の構成パーツを知ろう!」です。
電車の進路は「分岐器」という装置で決まります。
分岐器はどのようなパーツで構成されているのでしょうか?
分岐器の構成パーツについて解説いたしますので、未経験の方はぜひ鉄道工事の参考にしてくださいね!

分岐器の構造

分岐部分
分岐器は1線の線路を2線、またはそれ以上に分岐させるものです。
分岐器は4つの部位で構成されています。

ポイント部

「トングレール」と呼ばれる、列車を分岐させる先の尖ったレールや、トングレールが密着する基本のレール部分が「ポイント部」です。
先の尖ったレールを動かす「先端ポイント」部分と、先が尖っていないレールを動かす「鈍端ポイント」部分があります。
トングレールの形は、直線進路と分岐進路で異なりそれぞれ直線、円曲線が一般的な形です。

リード部

トングレールと分岐器でレールが交差している「クロッシング部」と呼ばれる部位を結んでいる部分が「リード部」 です。
分岐側のリード部は曲線となっており、曲線半径を「リード半径」と呼びます。
リード半径の大きさに基づいて、分岐器の列車通過制限速度が決まるのです。

クロッシング部

分岐器でレールが交差している部分を「クロッシング部」といいます。
この部分は、普通は直線になっていますが、曲線半径の大きさの関係でクロッシング部を曲線にする場合もあります。
クロッシング部の種類は、車輪のフランジが通る隙間を設けるため、ノーズと呼ばれる部分を普通のレールと組み合わせた「固定クロッシング」、ノーズを車輪の進行方向に可動できるようにした「可動クロッシング」の2種類です。

ガード部

クロッシング部の互いのレール部分に列車が進入しないようにするための、ガードレールのような役割を果たしています。

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