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鉄道保線工事で生かそう!線路の基本的な構造と種類

こんにちは!
株式会社鋼和企業は、JR武蔵野線・JR南武線・JR中央線で保線工事・軌道整備などの鉄道工事を行っております。
今回のテーマは「線路の基本的な構造と種類」です。
「鉄道工事のことを何も知らないまま入社して働くのは不安…」と考える方も多いのではないでしょうか?
未経験の方のお役に立てるようにご紹介いたしますので、ぜひご参考にしてくださいね。

線路の種類と名称

分岐器とレール
鉄道線路は、枕木・レール・道床の構成で作られており、それらを含めて「軌道」といいます。
枕木は、レールを支える役割があり、レールに対して一定間隔で直角に設置されています。
木製のものとPCタイプのものがあり、もっとも多く用いられているのが木製タイプです。
PCタイプのものも近年では増加傾向にあります。
レールは皆様がご想像する通り、電車が走行するために車輪が接触する部分です。
軌道の床部分にあたるのが道床で、列車が走行しているときの衝撃などを軽減できます。
バラストタイプとスラブタイプの2種類がありますので解説いたします。

バラストタイプ

バラストタイプは普段の生活で皆様が多く目にする軌道です。
バラストと呼ばれる砂利や石を敷き、その上に枕木を使ってレールを支える構造になっています。

スラブタイプ

スラブタイプの軌道は、新幹線の線路や高架線路に使われています。
バラストのように砂利を使用するのではなく、路盤に「軌道スラブ」と呼ばれるコンクリートを設置し、その上にレールを乗せる構造です。
バラスト軌道と比べて、狂いが起きにくいというメリットがあります。

カントレール

ここからはおまけの「カントレール」についての解説です!
カントレールは、鉄道車両がカーブを安全に通過できるよう工夫が凝らしてあるレールのことをいいます。
電車がカーブを曲がるときに、車体が傾いているのを見たことがありませんか?
「レールは平行に敷いてあるはずなのに、なぜ傾くのだろう?」と疑問に思う方もいるかと思います。
実はカントレールは、カーブの外側のレールを内側のレールよりも高くしてあるのです。
そうすることで、曲線部で発生してしまう遠心力を抑え、それにより発生する加速度を抑制し脱線が起きないようにしています。
カーブで脱線しづらく、安全に走行できるよう工夫されているのがカントレールです。

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